- 答えは、光を仲間に見せたいから。
- ホタルの仲間(ホタル科)は世界になんと2000種以上もいる!
- その中には成虫になると発光しなくなる種もたくさんいるんだ。
- そこでここでは成虫になっても発光するゲンジボタルみたいな種について。
- ホタルの成虫が光る主な役割は「オスとメスとの出会いのための交信」
- でも、なんでおしりの方が光るんだろね? 頭じゃダメなの?
- はっきりした理由はわかってないんだけど、こう考えられるよ。
- ホタルの光は、自分が前を見るためのヘッドライトみたいな役割じゃない。
- むしろ、目の近くが光ると相手を探すときに自分の光が邪魔になっちゃう。
- そのため「目から一番遠いおしりが光る」って考えられる。
- 実際、ゲンジボタルが飛ぶときは、おしりを背中側に反らせる。
- (自分のおしりの光ができるだけ見えないようにしてるんじゃないかな?)
- じゃあ、ホタルはどうやっておしりを光らせてるんだろうね?
- ホタルはおしりの光る部分(発光器)の中に2つの物質を持っている。
- ルシフェラーゼ
- ルシフェリン
- ルシフェラーゼの働きで、ルシフェリンと酸素がくっつく化学反応が起こる。
- と、光がつくられるってしくみ。この化学反応、じつは少しだけ熱も出る。
- (けど、ホタルのおしりが焼けるほどじゃないから安心ね!)
- 点滅するのは、脳からそのような指令が出されるから。
- 脳から「光りなさい」って指令が発光器に届く。
- と、発光器の中に酸素が送り込まれる。
- 光をつくる化学反応には酸素が必要だから、これで発光が始まるのね。
- つぎに、脳から「光を消しなさい」って指令が出る。
- と、発光器に酸素を届ける働きが止まって、光が消える。
- この繰り返しで、ホタルはピカピカ一定のリズムで点滅するんだよ。
- (実際のホタル見たことある? 私はホタル見たことないよ)
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