プラスチックで海鳥がヤバイってなんで?

生物
  • 答えは、プラスチックの添加剤てんかざいの汚染が全世界の海鳥に広がっているよ。
ヤバイよ! ヤバイよ!

  • プラスチックは軽くて丈夫で、とても安く製造できる。
  • だから、身の回りのいろんな製品に使われているよね。
  • しかし捨てられた後に環境中に漏れ出て、野生動物に悪影響を及ぼしてる!?
  • とくに海鳥への悪影響が心配されているよ。
  • プラスチックの主成分は有毒じゃない。なら大丈夫じゃない?
  • いいえ。その特徴を制御するために加えられた添加剤には毒性を持つものも。
  • 最近の研究で、添加剤を加えたプラスチックを海鳥の雛に与えてみた。
  • と、添加剤が肝臓や脂肪に移行することが確認された。
  • 自然界でも海鳥が誤ってプラスチックを飲み込めば、添加剤が移行しちゃう……
  • 国際共同研究グループは世界16か所で捕獲した32種類、145個体の海鳥を調査。
  • (東京農工大学、北海道大学、名古屋大学など8つの大学・研究機関も参加)
  • 尾羽のつけ根にある尾腺びせんという器官から分泌される脂(尾腺ワックス)を採取。
  • そこに添加剤が含まれているかどうかを分析した――
  • 結果、半数以上の76個体(約52%)が添加剤に汚染されていることが明らかに!?
  • この調査で、添加剤が確認された海鳥は以下のとおり――
  • ハワイのシロハラミズナギドリ(胃の中にプラスチックを確認)
  • 西オーストラリアのアカアシミズナギドリ(胃の中にプラスチックを確認)
  • ハワイのアホウドリ(高い濃度の添加剤を検出)
  • 南極海周辺のアオミズナギドリ(高い濃度の添加剤を検出)
  • 南極海周辺のズグロミズナギドリ(高い濃度の添加剤を検出)
  • 注目すべきは「北極、南極の周辺海域に生息する種類」が含まれていたこと。
  • つまり「プラスチックの汚染が全世界に広がっている」ってこと。
  • こうした汚染を少しでも食い止めるため「適切な処理」が求められる。
  • もちろん「プラスチックの使用量自体を減らす」努力もしていかなきゃね。

コメントしてね!

タイトルとURLをコピーしました