- 答えは、淡水性なのに海を隔てた琉球列島のいくつもの島に棲んでる不思議。
- 琉球列島のいくつかの島にはキバラヨシノボリというハゼ科の魚が棲んでる。
- キバラヨシノボリは淡水域で一生を過ごす「淡水性」の魚。
- だから海を泳いでそれぞれの島に移動したとは考えにくい。
- なのに、どの島のキバラヨシノボリも姿形が似てる……って、なんで!?
- この大いなる謎を京都大学を中心とした研究グループが解明したよ。
- キーとなったのはキバラヨシノボリの近縁にあたるクロヨシノボリ。
- クロヨシノボリは海で成長してまた川に帰ってくる「回遊性」の魚。
- すなわち、クロヨシノボリがそれぞれの島で進化したのでは……。
- そこで琉球列島に棲むキバラヨシノボリとクロヨシノボリを採集。
- 遺伝的な情報をもとにキバラヨシノボリ誕生の歴史を調べた。
- 結果、7つの島のうち、5か所でキバラヨシノボリへの進化が起きてた!
- しかもその進化は島の面積が大きいほど起こりやすいこともわかった!
- 一見同じように見えるキバラヨシノボリの個体群――
- じつは島ごとにクロヨシノボリが進化して別々に誕生していたんだね。
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