イヌとオオカミが似てるのはなんで?

生物
  • 答えは、イヌは人間の手でオオカミからつくり出された動物だから。
  • イヌをつくり始めた最も古い歴史は3万年以上も前だと考えられているよ。
  • 場所はヨーロッパやアジア。
  • 人間がオオカミを飼い始め、人に慣れやすいイヌにつくりかえていった。
  • そのことが、遺跡の調査や遺伝子の分析からわかってきたんだ。
  • 多くの人間がイヌを従えて暮らすようになったのは、1万年くらい前。
  • 最初のイヌは家で飼うペットとは違う。
  • 狩りを助けてくれる、人間の家来みたいなものだった。
  • オオカミとしてシカやウサギを襲っていた能力を発揮。
  • 人が獲物を追い、仕留める仕事を手伝ってくれていた。
  • イヌとオオカミのからだの構造は、外見以上に似ていることもわかってる。
  • イヌにはたくさんの品種があるよね。
  • 秋田犬、チワワ、ダックスフント、ビーグル、シーズー……
  • 同じイヌでも、体重や顔かたち、足の長さや毛色など、違って見える。
  • でも、からだの構造を根本から見たとき、やっぱりオオカミと似てる。
  • 外側から見えない筋肉の配置、心臓や胃や腸や脳の形など。
  • 祖先のオオカミの特徴をいまでも引き継いでいるんだ。
  • さらに、似ているのは構造だけじゃない。
  • オオカミは群れをつくる動物。
  • オオカミ同士で互いに連絡をとりあって獲物を追い、子どもを育てる。
  • 自分の周囲の仲間を気遣う動物だって言えるね。
  • 人の言うことをよく聞いて、飼い主に従う。
  • オオカミの特徴はイヌの性格に受け継がれてる。
  • イヌの姿やからだのつくり、暮らし方や性格――
  • それらは野生に生きるオオカミからイヌが引き継いだもの。
  • そして、そんなイヌの特徴をオオカミから引き出したのは人間なんだよ。

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