- 『しゃにむに写真家』よむかも。
- 著者:吉田亮人 出版社:亜紀書房
- 定価:1600円+税 発売日:2021年2月17日 単行本:320ページ
- ISBN-10:4750516864 ISBN-13:978-4750516868
- 祖母と孫の写真集、皮なめし工場で汗まみれになる底辺労働者の写真――
- 国際的に高く評価されてるそう。そんな写真家さんの自伝だって。
- 「今の仕事をこのまま続けるつもり?」
- 長女が生まれて間もないある夜、同じ教員の妻から転職をすすめられる。
- 「つまんないなと思わへん? そんな人生」
- 将来わが子に安穏とした父親の背中を見せたくないって。
- 「だから家に公務員は二人もいらん」
- 最初は妻の真意がつかめず慌てる。
- 「亮人はいばらの道をいって」
- 30歳を前にカメラを購入。徒手空拳でタイの難民キャンプへ潜入取材。
- そしてトラウマとなるくらいの挫折感を味わう。
- その地の人々の困窮と閉塞感。自分が撮りたいものは本当にこれなのか?
- その後、インドを2ヵ月かけて自転車で縦断。その途中だった。
- 著者の人ならではの被写体を見つけた。
- 更紗の工場で働く労働者の姿に「美」を見いだしたのだ。
- 以来「労働」に焦点を絞り、作品を撮り続けることに。
- 「家族のために働く」「働くとは何か」
- 「帰りたい」としばしば弱音をもらし、青ざめるほどの失敗談もある。
- なんともいえない会話の妙に引き込まれる。
- あの日その場に居合わせたかのような読書感あるある。
- 漠然とした将来への不安を抱える若者におすすめ。
- (凄い。何がすごいって奥さんが凄い)
しゃにむに写真家
しゃにむに写真家
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