日本人のための議論と対話の教科書:「ベタ正義感」より「メタ正義感」で立ち向かえ

ビジネス・経済

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :倉本圭造
  • 出版社   :ワニブックス
  • 定価      :900円+税
  • 発売日   :2022年2月9日
  • 新書      :232ページ
  • ISBN-10:4847061918
  • ISBN-13:978-4847061912

『よむかも』な本のポイント

  • 頭ではわかるんだけど、実際には難しいことってあるよね。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『日本人のための議論と対話の教科書』よむかも。
  • 遅々として進まない。それが改革。社内改革。
  • 社内改革に推進派と守旧派の激しい対立はつきもの。
  • どちらか一方がもう一方を押し切らなければ結論は得られない。
  • はたしてそうなのか?
  • この本は、抵抗勢力を押し切っての改革には限界があると説く。
  • そこで、抵抗勢力をぶっ潰せ! ではない。
  • 真の改革を進めるための議論の方法。
  • 推進派「効率性向上!」
  • 守旧派「現場対応が困難!」
  • 深まる溝。
  • その状態のまま結論を出しても、一方には強い不満や恨みが残ったまま。
  • そこで必要なのが「メタ正義感」
  • 相手の主張の存在意義、その背後にある真意に目を向けること。
  • 例えば、今流行りのDX化。
  • 紙のスタンプカードをアプリに移行しよう。
  • 守旧派「いや反対!」
  • 推進派「なぜその程度のことに反対するのか理解できない!」
  • これだと推進派の意見の方に頷く人が多いかも。
  • でも守旧派の話をよく聞いてみる。と、
  • ポイント比率、パッと財布から出せる利便性を重んじる顧客ニーズは?
  • たしかにその「機能」は必要かもね。
  • 意外や納得の理由が浮上し、それを考慮すればよりよい改革がなせるかも。
  • 論破するより、相手の大事なものを理解して具体策を出す。
  • 言われてみれば当たり前のことなのに、それが現実には難しい事実。
  • SNSには極論が飛び交い、社会の断絶が問題化している事実。
  • たしかに、多くの人が教科書的に意識を改めることに意味があるのかも。
  • ――とか、思わされるそんな一冊みたいね。
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