ひとりも、死なせへん:コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記

ノンフィクション

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :長尾和宏
  • 出版社   :ブックマン社
  • 定価      :1500円+税
  • 発売日   :2021年9月14日
  • 単行本   :400ページ
  • ISBN-10:4893089447
  • ISBN-13:978-4893089441

『よむかも』な本のポイント

  • ふと足の医者、肝臓先生を思ったなPart2。

(Part1はこちら)

  • 町医者は私人としての生活をすくなからず犠牲にしなければならないものだ。
  • 病める者の身を思え。病める者を看る者の心を思え。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『ひとりも、死なせへん』よむかも。
  • コロナ禍で「医療」「医者」に不信感を持った人は多いんじゃないかって話。
  • コロナが発生してから「診療拒否」をした医者が少なくなかったって話。
  • 補助金をもらいつつ、じつは患者を受け入れていない幽霊病床も話題に。
  • 分科会や医師会は「気の緩み」ってそればっかり。
  • 感染拡大も医療逼迫もすべてを国民のせいにした感あるある。
  • でも、コロナ禍で絶望した人もこの本を読めばいいんじゃねって。
  • 著者は自称「けったいな町医者」長尾和宏さんだー。
  • コロナ発生当初に発熱外来を立ち上げた長尾和宏さんだー。
  • これまで約1200人のコロナ患者と関わってきた。
  • そのうち入院できず在宅療養を余儀なくされた約600人――
  • その人たちも24時間態勢でフォローしてきたんだって。
  • この本は、長尾さんのブログからコロナ関連の記事を抜粋、加筆編集。
  • (期間は2020年1月から2021年8月までの1年半)
  • しかし、ただのコロナ奮闘記じゃない。批判についても真っ向から応えてる。
  • そして、いつどのように問題が起き、何が人々を恐怖に陥らせたのか。
  • 日記で事実を述べながら、随所で問題提起をしてる。
  • それを一言でいうなら「医者とはどうあるべきか」
  • コロナの患者さんも、がんや糖尿病の患者さんも――
  • 嵐のように押し寄せてくる日々が続いた。
  • 一人一人の患者に叱咤激励する長尾さんの診察は、まさに「人」を診ていた。
  • 「なぜ開業医にコロナが診られないのか?」
  • 「なぜ世界最大数の病床を誇る日本で医療逼迫が起きたのか?」
  • この本を読めば、おのずと答えも見えてくるだろって話。
  • 医療業界が見て見ぬふりをし、誰も口にしなかった「都合の悪い真実」
  • この本はそれを浮き彫りにしている。
  • そして何より「国内でこれほど闘ってくれているお医者さんがいる」
  • 読む人を勇気づけてくれる一冊である。
ひとりも、死なせへん ~コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記
本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか? 「指定感染症2類相当から5類へ! 」 「イベルメクチンを開業医の武器に! 」 「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている! 」 …… 何か提案をするたび、「町医者のくせに」と...

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