『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :田中世紀
- 出版社 :講談社
- 定価 :1000円+税
- 発売日 :2021年10月14日
- 単行本 :120ページ
- ISBN-10:406525809X
- ISBN-13:978-4065258095
『よむかも』な本のポイント
- こんなことを言うのは情けなくも思うが、
- いまはやさしくなれる余裕が本当にない。
- やさしくなりたい。
『よむかも』な本のレビュー
- 『やさしくない国ニッポンの政治経済学』よむかも。
- 生活保護について考える。暗澹たる気持ちになる。そんな人は多いかも。
- 役所は受給申請者を門前払い。ネットでは受給者バッシングが止まない。
- そのため、受給せずに餓死したり病死したり自殺したりする人がいる。
- 生活保護受給者への批判は「金がないなら死ね」って言うのと同じ。
- いつから日本人は困っている人に対して冷酷になってしまったのか?
- 弱者や困窮者に冷たいのが、日本人の国民性・民族性なのか。
- 日本人が「やさしくない」データがある。
- イギリスの財団が作成した「世界人助け指数」がその一つだ。
- 総合ランキングで日本は世界126か国中107位。
- 「人助け」項目ではなんと最下位。
- 他の国際調査でも日本人が他国の人に比べて「やさしくない」のは明らか。
- ……なぜか?
- その背景にあるものは、もちろんそう単純なものではないだろう。
- しかし、この本を読めばいくつかのことは見えてくる。
- たとえば、ある研究によれば「日本人は他者を信用しない」傾向がある。
- それは「人と人との関係の在り方を社会制度に頼ってきた」ため。
- つまり「他者を信頼するトレーニングができていない」
- なにしろ総理大臣が「自己責任だ」「まずは自助」そんな国ニッポン。
- (ただし総理大臣がやさしくない理由は多くの一般の人とは異なると思う)
- 困った人を助けない社会、そんな社会生きづらい。
- 自分だっていつ困った状態になるかわからない。
- そんな不安を常に抱えて生きなきゃならない。
- 「生活保護受給は当然の権利、国や自治体には人を守る義務がある」
- そんなニッポンになるためには……。
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