『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :ジャック・アタリ
- 翻訳 :林昌宏
- 出版社 :プレジデント社
- 定価 :3300円+税
- 発売日 :2021年9月15日
- 単行本 :584ページ
- ISBN-10:4833424290
- ISBN-13:978-4833424295
『よむかも』な本のポイント
- YouTubeやTwitterの普及で「みんなジャーナリスト時代」に。
- そこで「新しいジャーナリズムが必要じゃんね」って話に。
『よむかも』な本のレビュー
- 『メディアの未来』よむかも。
- 新たなメディアは新たなテクノロジーによってもたらされる。
- 「印刷 → ラジオ → テレビ → インターネット → ……」みたいな。
- 今は動画配信サイトやSNSの普及によって「誰でもマスメディア時代」に。
- 情報発信はテレビや新聞の専売特許じゃなくなった感あるある。
- ただ、こうしたメディアの急激な変化は、いろんな問題も生む。
- フェイクニュース、ネット上の誹謗中傷やハラスメント、AIによる情報支配。
- どうメディアを消費して、どうメディアを発信していけばいいんだろうね?
- そこで、はい出ましたこの本。
- 著者は、政治経済から食、海洋学まで、分野横断的な教養書を出してきた人。
- ジャック・アタリさんは「未来を知りたきゃ歴史に学べ!」
- 人間は情報を伝え合う生物である。
- その能力を技術革新もよって拡張し、巨大な文明を創り上げてきたのである。
- テクノロジーがメディアの未来を拓く。ゆえに懸念する。
- インターネットとAIの発達で「メディアコンテンツの創造、人いらなくね?」
- すると、AIや一部権力者が世界を牛耳る未来がやってくるんだろうか……。
- (ハリウッド映画みたいなこと言ってるけど、そんな感じあるよね、最近……)
- そんなアタリさんが提唱する新時代のジャーナリズムとは?
- ――デジタル・アッヴィージである。
- 昔、イタリアの商人たちが機密情報を記した手紙が「アッヴィーゾ(通知)」
- それを特定の顧客向けに編集した会員誌が「アッヴィージ」
- 近い将来、AIに監視された不自由な言論空間ができあがるかもしれない……。
- そこで、テキスト、音声、画像、SNSを駆使した課金型の独立メディア――
- そう、デジタル・アッヴィージ。
- 人間社会そのものがテクノロジーを駆使したメディアになりつつある今――
- テクノロジーを活用した個人ジャーナリズムの確立が必要なんだ!
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