『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :竹倉史人
- 出版社 :晶文社
- 定価 :1700円+税
- 発売日 :2021年4月27日
- 単行本 :338ページ
- ISBN-10:479497261X
- ISBN-13:978-4794972613
『よむかも』な本のポイント
- 言われてみれば確かに。
- (だけどフィギュアって言うなら人がベースでいいんじゃないかな)
『よむかも』な本のレビュー
- 『土偶を読む:130年間解かれなかった縄文神話の謎』よむかも。
- 女性どころか人間にすら見えない。
- 「土偶は植物と貝類をかたどったフィギュアである」
- う~ん、なるほど。
- 妊娠した女性、地母神。
- 「土偶は豊穣を願う女性をかたどったもの」という通説に挑戦する。
- 土偶は人体のデフォルメ。
- この説をデタラメなものに感じた著者。
- もっとほかに具体的なモチーフがあるんじゃね? って。
- すなわち土偶は当時の縄文人が食べてた植物をかたどったんじゃね? って。
- たとえば、ハート形土偶。
- 群馬県から出土したものが有名な、頭がハートの形をしたこの土偶。
- こんな形した植物、自然界に見当たらなくね?
- はい、ありました。森の中にたくさんなったオニグルミ。
- え、外見違くねって? いいえ、中身です。(人と同じです)
- 二つに割ったオニグルミの殻は見事なハート形じゃあーりませんか!?
- 中身を取り出したオニグルミの殻は、ハート形土偶の顔にそっくり。
- こんな感じで(?)、青森県で出土した合掌土偶や北海道の中空土偶。
- クリをかたどったフィギュアじゃね? って。
- 茨城県で出土した頭が三角形の椎塚土偶。
- ハマグリをかたどった土偶じゃね?
- 千葉県の海辺から出た星の形の土偶は、オオツタノハという貝に似てる。
- 長野県や山梨県から出たとんがり型の土偶はトチノミにそっくり。
- 土偶に性的な意味を意味出すのって、じつは考古学者のスケベ根性なのか。
- 人類学者である著者の視線は子どものそれに近いみたい。
- 縄文人になりきり、考え、持論を補強すべく当時の食生活と照らし合わせ。
- 現地にも赴き、植生を調べる。
- 自然の造形物に手足をつけてごらんよ、ほらそれはもうキャラクター。
- 「土偶は植物と貝類をかたどったフィギュアである」との説は魅力的。
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