- 『大学は何処へ:未来への設計』よむかも。
- 著者:吉見俊哉 出版社:岩波書店
- 定価:900円+税 発売日:2021年4月22日 新書:316ページ
- ISBN-10:4004318742 ISBN-13:978-4004318743
- 最近はすごいよね。インターネットでスマホで。高画質の動画ファイルで。
- カリスマ講師の授業が見られるって。
- 学校で何百時間って聞いても分からない授業が、短時間で明快にわかる。
- 現代、誰にとっても質の良い学びを得られる機会は増えた。
- でもそれって技術的な話、日本はそれを十全に活かせていないって話。
- (広い範囲において学びのシステムが老朽化してる)
- 世界大学ランキングで、新興国に次々と抜き去られている日本の大学。
- 今、高等教育の弱体化がヤバい!
- 実際、現場では何が起きているんだろうね?
- この本は、そんな日本の大学が置かれた現状を多角的に分析する。
- 教育・研究の質の向上のため何がなされて、どう失敗してきたか。
- 変革が阻まれる背景とは。その根本に迫るって。
- 社会に出てすぐ役立つことが学べない。深く広い教養も学べない。
- グローバル化しきれていない。企業のニーズにも応えられない。
- なのに学位だけとれる。高学歴ワーキングプアを大量に生み出し続けている。
- そんな世間のイメージ通り、日本の大学は必要な変化を遂げられていない。
- その共通する構造的な要因は「増え過ぎた大学」「その維持コスト」
- 研究資金や人件費の獲得競争を強いる市場原理の導入と拡大。
- それに伴う構成員の消耗。
- グローバル化・オンライン化に柔軟に対応できない古い組織風土。
- 国や大学の内外という壁を超えた人の流動性の欠如。
- それは、大学や教育というテーマを超えた日本全体が抱える問題でもある。
- 「西洋の近代化に追いつきたい!」
- その思いで確立していった日本の大学システム。
- その特殊性は、少子高齢化や新型コロナ禍で矛盾が露呈。
- 西洋由来の大学と日本の大学、その歴史的相違。
- オンライン学習プログラム(海外で発展してる)
- キャンパスなき全寮制大学という事例。
- 学生の世代的多様化、その必要性など。
- この本は、これらを体系的に知ることができる。
- 大学とか関係なく日本の未来、自分の将来を見直すきっかけともなる一冊。
- (大学は何処へってよりも何処へも行けてないって感じみたいね)
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