『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :平河エリ
- 出版社 :現代書館
- 定価 :1800円+税
- 発売日 :2021年7月20日
- 単行本 :256ページ
- ISBN-10:4768459048
- ISBN-13:978-4768459041
『よむかも』な本のポイント
- とはいえ、いくつからでもよさげなオールアバウト国会本。
- (高校生とかも、ね?)
『よむかも』な本のレビュー
- 『25歳からの国会:武器としての議会政治入門』よむかも。
- オールアバウト国会本。じつはちゃんとわかってない国会のしくみ。
- 「第1章 総理大臣と国会」みたいな目次はいかにも教科書的な感じ。
- しかしハッとする考察もあるある。
- たとえば「民主主義とは多数決のことじゃない」
- ――2001年、アメリカ連邦議会、あの同時多発テロの後のこと。
- ――ブッシュ大統領の武力行使に、上院は全会一致で賛成。
- ――しかし下院で一人だけ、女性議員が反対した!
- ――多数決は民意を集約する上でやむを得ないプロセス。
- ――とはいえ、たった一人でも武力行使に反対した議員がいた。
- ――この事実こそ連邦議会の矜持を示したといえる。
- たとえば「野党は反対ばっかりだ!」
- ――議会政治は絶対君主制の監視機能を果たすために誕生した。
- ――しかし現代の制度では議員が行政を握るからの、与党と政府の一体化。
- ――ゆえに三権分立の観点から「立法府」の役割を果たす野党。
- まだまだあるよ。たとえば「日本にはなぜ世襲議員が多いのか」
- 「女性議員が増えない理由は何なのか」――続きは本書で、ね。
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