2050年、未来秩序の選択:「アングロサクソンの時代」から「地球協同体」へ

社会・政治

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :伴野文夫
  • 出版社   :NHK出版
  • 定価      :1600円+税
  • 発売日   :2021年6月29日
  • 単行本   :264ページ
  • ISBN-10:414081859X
  • ISBN-13:978-4140818596

『よむかも』な本のポイント

  • マクロンさん推しで良し?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『2050年、未来秩序の選択』よむかも。
  • 著者は、元NHK特派員。入局後、ブリュッセル、パリ、ボンへ赴任。
  • 50年以上欧州事情をフォローしてる。
  • この本は、マクロン仏大統領の政策を中心に欧州事情をご紹介。
  • 米国との発想の違いなどにも言及、新たな視点をご提供。
  • 問:30年後の世界の理想形とは?
  • 答:米国中心の世界秩序+欧州的長所である緩やかな社会主義的要素
  • リーマンショックを招いた新自由主義、マネー資本主義、反対。
  • でも、システム監視組織・金融安定監督評議会はよし。
  • (米オバマ政権が投機規制のために設立)
  • すなわち重要なのは「当局のバランスのとれた監督による社会資本」の確立!
  • ――ピケティの参加型社会主義、宇沢弘文の社会的資本主義。
  • よし、戻ろう! マルクスの「協同体」へ!
  • 基本的に欧州は、米国流の自由競争一本やりの資本主義理解に懐疑的。
  • 資本家「徳のある資本主義」、労働者「人間の顔をした社会主義」求む!
  • 弁証法的にいえば、必要とされるのは右でも左でもない「統合的スタンス」
  • これを国際規模で拡大。ASEAN、RCEPなどと連動する。
  • と、EUが模索する「均衡的な国際秩序」できるんじゃね? って。
  • マクロンさんの政策にはその突破口がある!
  • ――って、この本は言っているみたい。
  • (マクロンさんへの評価がちょっと過大か、理想論すぎやしないか)
  • ともあれ、現代の日本人にはよい刺激になるであろう一冊。
2050年、未来秩序の選択: 「アングロサクソンの時代」から「地球協同体」へ
「マクロン革命」と「EU新時代」が未来を拓く! コロナ禍のなか、かつてない分断と混乱に陥った世界は、未来へ向けてどのような秩序を選択するべきか? 世界を席巻した米英アングロサクソン二大帝国が将来は盟主の座から降りることをふまえ、30年後には...

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