『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :立川キウイ
- 出版社 :新潮社
- 定価 :760円+税
- 発売日 :2021年10月18日
- 新書 :223ページ
- ISBN-10:4106109263
- ISBN-13:978-4106109263
『よむかも』な本のポイント
- あの破天荒な逸話も「演出だった」と聞けばめちゃカッコいい談志のはなし。
- (いや、でもやっぱり笑える談志のはなし)
『よむかも』な本のレビュー
- 『談志のはなし』よむかも。
- 著者の立川キウイさんは前座歴16年「最も長くそばにいた男」なんだって。
- この本は、そんな最も長くそばにいた男が語る師匠の思い出。
- その言動でたびたび世をにぎわすことがあった談志さん。
- しかし、その多くは「自ら演出した」ものだった!?
- たとえば、翌日、高座を務めなければならない。
- なのに歌舞伎の中村勘九郎さん(後の勘三郎さん)と朝まで飲んでぐでぐで。
- すると談志さんは同席してた放送作家の高田文夫さんに「たけしを呼べ」
- 楽屋に現れたのはビートたけしさん(じつは二人とも談志さんの弟子)
- 談志さん含め一同舞台へ。談志さんが落語をできないことをお詫び。
- されど面々の軽妙なやりとりにお客さんは大爆笑。
- 談志さんだからこそできた演出だった。
- そして、箴言めいた語録がやっぱりいいね。
- たとえば、こんなのはいかがか。
「仕事とは人間関係でイヤな思いをすることが主だ。むしろそうでなければ仕事ではない」
- (まさに箴言。私はこれ、人間関係だけにとどまらないと思われ)
- (つまり、イヤな思いをすることが仕事なんじゃなかろうかって)
- (将来、機械化が進んで人間が仕事をしなくてもよくなった社会)
- (それでもやっぱり人間は仕事をしてる)
- (それは生産性も何もない、ただただイヤな思いだけをする仕事)
- (そこで受けたストレスをもとに給料が支払われるシステム――)
- (みたいな小説あったよね? タイトル思い出せないんだけども)
談志のはなし (新潮新書)
談志のはなし (新潮新書)
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