『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :永田大輔、松永伸太朗
- 出版社 :晃洋書房
- 定価 :4200円+税
- 発売日 :2022年1月30日
- 単行本 :230ページ
- ISBN-10:4771035555
- ISBN-13:978-4771035553
『よむかも』な本のポイント
- 進むフリーランス化。
- プロジェクトごとに集まって、終わればはい解散!
- って、部長が言ってたら要チェックやで。
『よむかも』な本のレビュー
- 『産業変動の労働社会学:アニメーターの経験史』よむかも。
- この本は、労働社会学の手法を使ってアニメ業界を分析する。
- アニメーターの労働環境が劣悪って有名な話。
- でも、なりたい人がたくさんいるのは「やりがい搾取」のせい……
- だけじゃないらしい。
- その原因を別の理由から探っていくのがこの本なんだって。
- いち早くフリーランス化した業界の経験を学べるところに意義があるって。
- そうそう、そこな経営者さんや人事の人などにおすすめ――みたいな。
- 今後、技術職のフリーランス化は進んでいくだろう。
- とくに、環境や技術の変化が速い業界。
- 開発時間の短縮が要求される業界。
- 要チェックやで。
- 「プロジェクトごとに人が集まって、終わればはい解散――できればベスト」
- 人事部長、こないだそんなこと言ってなかった?
- 言ってたら、あなたの業界は技術職のフリーランス化が進む可能性大!
- アニメ業界がまさにそんな感じだったそう。
- テレビ放送のための短期間膨大労働量投入とか。
- これがためにフリーランス化したと言っても過言じゃないよアニメ業界。
- SNSでの評価とかも大きいよアニメ業界。
- 高い労働集約性、慢性的人手不足……。
- 一方で、業界内で技術評価される、職種間にヒエラルキーがない。
- アニメーターは同業者ネットワークを組織。
- コミュニティの中で相互評価に基づくスキル形成や助け合いを行う。
- そんな感じで、長期的なキャリア形成をしてきたんだって。
- 今後の問題として――
- 制作管理のリモート化、コミュニティの希薄化。
- これらはフリーランスの継続的な仕事確保や技術評価の確立の阻害要因に。
- そして、従来の労働政策では対応できない課題が出てきそうな予感……。
- フリーランス化が進む業界の方は要チェックやで!
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