塞王の楯

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :今村翔吾
  • 出版社   :集英社
  • 定価      :2000円+税
  • 発売日   :2021年10月26日
  • 単行本   :560ページ
  • ISBN-10:4087717313
  • ISBN-13:978-4087717310

『よむかも』な本のポイント

  • いま注目の歴史・時代小説の一つ。
  • 最強の鉄砲(矛)か最強の石垣(楯)か、それとも人の心だろうか。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『塞王の楯』よむかも。
  • 言わずもがなの歴史・時代小説ね。
  • 戦国時代末期の近江。幼き匡介きょうすけは戦で父母と妹を喪った。
  • そして、石垣造りの職人集団「穴太衆あのうしゅう」に育てられる。
  • 絶対に破られない石垣を造れば、戦をなくせる……。
  • 一方、鉄砲作りの集団「国友衆くにともしゅう」の彦九郎げんくろうは――
  • どんな城も落とす砲を造ることこそ戦の抑止力になる!
  • 大津城の城主は匡介に石垣造りを頼む。
  • 対して攻め手側の石田三成は彦九郎に鉄砲作りを依頼した。
  • もって宿命の対決の幕が開けるのであった――。
  • 城の攻防は石垣(楯)でも鉄砲(矛)でもなく「人の心」が決める。
  • 人の心の矛盾に思いを馳せる匡介の内面の動きが読みどころの一つ。
  • 技術と、そこに込められた志と、それを律する哲学と――
  • そこに戦乱や閉塞的な現状を打ち砕く力があるのだと教えてくれる。
塞王の楯
【第166回直木賞受賞作】 どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説! 越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。 幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃...

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