『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :高野ひと深
- 出版社 :祥伝社
- 定価 :690円+税
- 発売日 :2021年11月8日
- 単行本 :160ページ
- ISBN-10:4396768443
- ISBN-13:978-4396768447
『よむかも』な本のポイント
- 女性としての生きづらさに絶望している諫早依知(30)
- 突然訪ねてきた元同級生・正木蒔人(変人)
- 彼によって、忘れかけていたある記憶を取り戻してく。
『よむかも』な本のレビュー
- 『ジーンブライド 1』よむかも。
- 女性は日々この世に絶望してる、「クソみたいな世界」にしたのは誰なのか?
- フィールコミックス FCswing。2021年6月よりFEEL YOUNGにて連載。
- 男性が「よかれと思って」言ってしまう褒め言葉ってあるよね?
- それ「はァ~~~うんこたれがよ」って女性には思われてる!?
- うんうん、衝撃の心の声だよね、これ。
- 誓ってまったく悪意はない、ホントによく聞くフレーズでもね。
- (たとえば「良いお嫁さんになりそう」とか? 最近あんまし聞かない?)
- この本はライターとして働く女性・諫早依知を通して描かれる――
- 「女性が日々感じている生きづらさ」(しかも男性には見えていない)
- 外で自慰してるおっさんのせいでランニングを諦める。
- 取引先との会議で初体験の年齢を聞かれる。
- 「え? そんなことある?」って思うかも。
- でも「え? そんなことある?」が「うんこたれがよ」って思われてるかも。
- この世界をクソだと感じるのは自分のせいです――なるほど、納得です。
- とはいえ、理解ある男になるってどーすりゃいいの?
- まさにそのヒントがこの本にはあるって話。
- それは依知のもとに現れる元同級生の正木蒔人が見せてくれる。
- 彼は「デキる男」じゃない。
- スマートな人間じゃないし、もはや「変人」っていってもいいと思うの。
- 彼がとある男避けグッズを依知に贈るくだりは、依知じゃなくてもドン引き。
- 彼は、先述の男が憧れる「理解ある男」ではない。
- しかし真剣に物事の「理由」を考えた結果の行動に、依知は心をひらくのだ。
- 「うんこたれがよ」とは思わないのだ。
- このクソみたいな世界で生き抜くあなたをこの物語は決してひとりにしない。
- 帯にあったこの言葉は、女性だけでなく男性にも向けられてる気がする。
- 男性も痛みを覚えながらでも読む価値がある一冊。
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