「檄文」の日本近現代史:二・二六から天皇退位のおことばまで

歴史・地理

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :保阪正康
  • 出版社   :朝日新聞出版
  • 定価      :910円+税
  • 発売日   :2021年10月13日
  • 新書      :336ページ
  • ISBN-10:4022951435
  • ISBN-13:978-4022951434

『よむかも』な本のポイント

  • 過ちを繰り返さないために。自らを戒めるために。
  • 定期的に読み返すべき本だから。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『「檄文」の日本近現代史:二・二六から天皇退位のおことばまで』よむかも。
  • なんと単行本刊行から約40年、2度目の再刊なんだとか。
  • その理由はきっと「定期的に読み返すべき本だから」
  • 内容は、二・二六事件の蹶起趣意書けっきしゅいしょのような文字通りの「檄文」から。
  • 自殺した無名の少年の寂しい遺書まで。
  • キーとなるのは「身を賭してなにごとかを訴える文章」
  • 昭和初頭以降の世相の動きを追いながら「日本人の原型」を細密に紡ぎ出す。
  • ――特攻隊員が出撃前夜にしたためた手記。
  • ――よど号ハイジャック事件の犯行声明。
  • ――グリコ・森永事件における警察等への「挑戦状」
  • いずれも評価が定まり「歴史」として記述された文面とは異なる位相にある。
  • リアルタイムの生々しさ。その時代特有の感触。
  • 反省によって克服してきたはずの過ちを繰り返さないために。
  • 自らを戒めるために。
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