海を越えたジャパン・ティー:緑茶の日米交易史と茶商人たち

歴史・地理

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :ロバート・ヘリヤー
  • 翻訳      :村山美雪
  • 出版社   :原書房
  • 定価      :2500円+税
  • 発売日   :2022年3月8日
  • 単行本   :304ページ
  • ISBN-10:4562071486
  • ISBN-13:978-4562071487

『よむかも』な本のポイント

  • 濃~い緑茶が大好き。
  • しかし緑茶がアメリカの国民的飲み物だったとは知らなかったな。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『海を越えたジャパン・ティー:緑茶の日米交易史と茶商人たち』よむかも。
  • かつて、緑茶はアメリカの国民的飲み物だったんだって。
  • この本は、中国や日本との交易により始まるアメリカの緑茶文化の盛衰。
  • 併せて、幕末から明治維新以降の日本の茶産業の発展も。
  • 新たなライバルとなった紅茶との戦いの歴史なんかも描かれているそう。
  • 登場するのはグラバーら維新期の貿易商や明治の元勲、財界の大立者――
  • ばかりじゃあない。
  • 茶産業の近代化に尽力した旧幕臣。
  • 徳川慶喜に従って駿河に行って茶農家に転身した下級武士。
  • 茶箱をこしらえた職人さん。
  • 商品ラベルを描いた絵師。
  • 焙煎工場に働きに出た女性たち。
  • などなど、緑茶にまつわる様々な人たちのエピソードが語られる。
  • 同時に、アメリカ人の緑茶から紅茶への移行における人種差別の影響。
  • 女性の飲み物とされたお茶が男女問わず飲まれるようになった。
  • お茶のジェンダー的意味合いなんかも明らかに。
  • 高級緑茶のように味わい深い一冊だ。
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