かゆいって感じるのはなんで?
- 答えは、かゆみは異物の侵入や病気を知らせてくれる警告信号の一つだから。
- かゆみとは、皮膚表層を「ひっかきたい!」って感覚のこと。
- 微生物やアレルゲンなどの異物が皮膚から侵入しそうになる。
- と、異物を取り除くために「ひっかきたい!」ってなる。
- と、我慢できなくなって実際にひっかいちゃうよね。
- かゆみは、ひっかき反射を起こす生体アラームの一つなんだ。
- 蚊にさされると赤くはれてかゆくなるね。
- これは、蚊のだ液に含まれてる成分に体が反応してるから。
- ヒスタミンという物質がマスト細胞から放出されて、かゆみが発生。
- このヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬を塗ると、かゆみはおさまる。
- けど、乾燥肌やアトピー性皮膚炎など皮膚の病気、肝臓病、腎臓病とか、
- がん患者さんに見られるかゆみに、抗ヒスタミン薬はあんまし効かない。
- つまり、病気のかゆみとヒスタミンはほとんど関係ないってことね。
- ほかにも、皮膚バリアが壊れたとき、かゆみが発生するよ。
- 皮膚には異物の侵入を防ぐバリア機能が備わってる。
- お風呂のとき、石けんをつけたタオルで体をゴシゴシ洗いすぎたり。
- 冬の冷たい乾いた空気にさらされたりすると、皮膚バリアは壊れやすくなる。
- 皮膚バリアが壊れる。
- と、神経の伸長を抑えるセマフォリン3Aというタンパク質が減少する。
- と、皮膚の表面近くまで感覚神経が伸びて、たくさん枝分かれする。
- 結果、外からの刺激を受けやすくなって、かゆみを感じやすくなる。
- 生まれつき皮膚バリアが壊れやすいアレルギー体質の人もいるよね。
- そんな体質の赤ちゃんに保湿剤を毎日塗ると皮膚バリアが壊れにくくなる。
- アトピー性皮膚炎の発症が予防できるって、最近の研究でわかってきてる。
- かゆみは皮膚バリアが壊れたことを知れせてくれる警告信号でもあるんだね。
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