グリズリーの謎が高齢者や寝たきりの人を救うかもってなんで?

生物
  • 答えは、冬眠明けでも筋肉が衰えないグリズリーの謎がケアに役立つかも。
冬眠明けでもムッキムキやで!

  • 北海道に棲むエゾヒグマと近縁なヒグマの仲間といえば……?
  • そう、グリズリー(ハイイログマ)ね!
  • 冬には4か月以上にわたって冬眠することで有名なグリズリーさん。
  • 冬眠から目覚めると、やや食欲はないものの元気に活動し始めるよ。
  • つまり「筋肉の衰えはまるで見られない」!? これって不思議……
  • 人間なら長く使われない筋肉はすぐ衰えちゃうのにね。
  • (宇宙飛行士とか筋肉を衰えさせないために大変なのにね)
  • グリズリーの筋肉が衰えないのなんで?
  • この謎を解明すべく、調査が実施されたよ。
  • (ドイツのマックス・デルブリュック分子医学センターなどの研究グループ)
  • 冬眠中と活動中の「筋肉の細胞で働く遺伝子やタンパク質」を分析。
  • 結果、冬眠中の細胞には、ある種の非必須アミノ酸がより多く蓄積されてた。
  • そして、それらのアミノ酸には筋肉を維持する働きがあるとわかったんだ。
  • アミノ酸はタンパク質をつくる材料となるもの。
  • 非必須アミノ酸……体内で合成できる
  • 必須アミノ酸………体内で合成できず、エサから得る
  • この結果は「将来的には高齢者や寝たきりの人のケアに役立つ!
  • ――って期待されているよ。

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