身近な雑草メヒシバは農地と都市で姿が違うってなんで?

生物
  • 答えは、光を巡る競争の多寡で、成長しやすい姿が違うから。
  • イネ科の雑草・メヒシバ。農地にも都市にも生えてる身近な雑草。
  • 一見、同じように見える。けど、生える場所によって姿を変える。
  • それすなわち、生存に有利な形に進化してる!
  • 農地と都市で採取したメヒシバの種子を、同じ条件下で栽培する。
  • ……と、どうなると思う?
  • 農地のメヒシバ……背が高い「直立型」に。
  • 都市のメヒシバ……地面を這うように広がる「匍匐型」に。
  • ――このことからメヒシバの姿形は遺伝的に決まってることがわかる。
  • 農地……土の栄養が豊富で、植物は密に生え、光を巡る競争が激しくなる。
  • 都市……土の栄養が少なく、植物はまばらで、光を巡る競争が少なくなる。
  • つまり――
  • 直立型……周囲が密で光を巡る競争が激しいから、背が高い方が有利。
  • 匍匐型……周囲がまばらで光を巡る競争が少ない、地面に広がった方が有利。
  • ――っていう姿をしてた方が、成長しやすくなるってこと。
  • 競争の強さが異なる農地と都市で、メヒシバは姿形を進化させていたんだね。
  • 密なら直立型、まばらなら匍匐型。
  • 近くのメヒシバを探して調べてみると面白いかも。
  • 君の周りのメヒシバは、直立型? 匍匐型?
  • (それすなわち、君の住んでるところは田舎? それとも都会?)

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