- 答えは、じつはよくわかってないんだけど「脳冷却仮説」が有力。
- あくびはヒトだけじゃなくて、脊椎動物で広く見られる行動だよ。
- ただ、その働きについてはよくわかってない……。
- 現在、最も有力なのは「脳冷却仮説」!
- あくびをするときの長時間の筋収縮と深い呼吸が、脳の血液の温度を下げる。
- ――という仮説で、あくびには脳を冷却する働きがあるというものなんだ。
- そしてこの仮説に従うと「脳が大きいほどあくびも長くなる」と予想される。
- そこで脊椎動物101種697個体のあくび、合計1291回の持続時間を分析。
- 脊椎動物101種の内訳……哺乳類55種・鳥類46種
- 697個体の内訳……哺乳類426個体・鳥類271個体
- あくび1291回の内訳……哺乳類622回・鳥類669回
- (※オランダのユトレヒト大学の研究グループによる報告)
- (※データは動物園で収集されたもの)
- 結果――
- あくびの持続時間と、脳の質量・脳の全ニューロン数・皮質のニューロン数。
- これらに強い正の相関関係があることがわかった。
- つまり、大きな脳を持つ動物ほど、あくびの持続時間が長くなる。
- そのことが広く哺乳類と鳥類で確かめられたことになるね。
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