桜の開花が予想できるのはなんで?

科学
  • 答えは、冬の寒さと春の暖かさで予想するよ。
私がいつ咲くか知りたい?

  • 桜の花は、前年の夏にできた「花芽かが」という芽が成長したもの。
  • 花芽は、できてすぐに成長を始めるわけじゃない。
  • 寒さを経験すると徐々に眠りからさめる。
  • それから暖かい日が多いほど早く大きくなるんだ。
  • だから「秋から冬にかけての寒さと春先の暖かさ」
  • これらが、桜の開花日を予想するポイント!
  • 寒い時期の気温をもとに成長が始まるタイミングを決める。
  • さらに、気温が何度くらいの日が何日あるのか予想する。
  • 結構、大変なんだね!
  • 毎年、年が明けると気象会社は予想開花日を発表し始めるね。
  • 予想方法の基本は同じ、でもそれぞれ独自の工夫をしてる。
  • だから、ちょっとずつ予想日が違ったりするわけね。
  • 現在の桜の開花予想をするためには、過去の桜の開花情報も重要!
  • そこで、昔の日記が過去の桜を教えてくれることがあるんだって!
  • 今みたいな気象観測がなかった江戸時代――
  • 桜の咲く時期は今よりも早かったの? 遅かったの?
  • 例えば、金沢(石川県)の金子かねこ鶴村かくそんという学者が書いた「鶴村日記」
  • 『4月の半ばを過ぎたのに、まだ花見ができない』って書いてある。
  • この記述と現在のデータを照らし合わせると、当時の気温が推定できる!
  • 19世紀初めの金沢の春は「年による気温の差が大きかった」
  • 長期的に見ると年とともに寒くなっていき、桜の開花は遅かったみたい。
  • さらには、木の年輪や貝殻からも過去の環境がわかる。
  • 木の年輪は、1年に一つずつ増えていくよね。
  • 冷夏のような天候不順の年は、木の成長が遅く年輪の幅が狭くなる。
  • 二枚貝の貝殻にも、木と同じような年輪が成長とともに刻まれる。
  • こういったことから、過去の地球環境の変化がわかるかもしれないんだって!

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