地球上で一番溶けにくい物質はタングステンじゃないってなんで?
地球上で一番溶けにくい物質はタングステンじゃないってなんで?
- 答えは、元素の組み合わせでさらに融点の高い物質がつくれるから。
- 固体に熱を加えたとき、溶けて液体に変わる温度のことを「融点」というよ。
- 単体の物質の中で最も融点が高いのは、金属元素のタングステンね。
- 約3380℃まで溶けないため、白熱電球のフィラメントなどに用いられる。
- 金属工業や宇宙開発などの分野では「高温でも溶けない物質」が不可欠。
- だから、いろんな研究が行われてる。
- 例えば、いくつかの元素を組み合わせて、さらに融点が高い物質をつくれる。
- 炭素とタンタル、ハフニウムからできる物質は約3900℃以上でも溶けない!
- さらに、ハフニウムと窒素、炭素からできた物質は融点が4000℃を超える!
- これはコンピューターによる計算で予想されたもの。
- 実物はできてなかったんだけど、2020年開発に成功!
- (ロシアの国立科学技術大学―NUST-MISIS―の研究チームにより発表された)
- (宇宙往還機のウイング先端部など航空宇宙分野に幅広い活用が期待される)
- こんなふうに現在はコンピューター上でまったく新しい物質を設計できる。
- そして、実際につくり出せる時代になってきているんだね!
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