- 答えは、食糧問題、健康志向、人口問題、地球温暖化につながってるよ。
な、なんだって!? ダイエットにもいいんだって!?
- 「代替肉」を知ってるかーい? 母ちゃんたちには内緒だぞ?
- 見た目や食感は肉にそっくり! だけど肉や魚は使ってない。
- 大豆などの植物性の原料で作られている、そうそれが代替肉。
- すでにアメリカやヨーロッパでは、代替肉ブーム! 日本でも代替肉ブーム……?
- そういえばフレッシュネスバーガーとか無料で大豆パティに変更できるね!
(2022年3月から。もう食べた?) - そんな、今世界的に注目されている代替肉。
- そのほとんどは豆類などの植物性たんぱくを材料とするもの。
- だから代替肉は「植物肉」とも呼ばれているね。
- じつは植物肉の開発は100年以上の歴史がある。
- アメリカのジョン・ハーベイ・ケロッグさん知ってる?
- あのコーンフレークの開発者。小麦のグルテンと牛乳のカゼインにご注目。
- 食肉に似た硬さと香りを持つとされる食品の製造方法を考案したんだって。
- ほかにもニワトリの細胞を培養して原料とする培養肉もあるにはあるある。
- けれど、こちらは世界的に見てもまだ研究開発中で広く普及はしていない。
- ゆえに日本でも、大豆を主な原料にした植物肉が主流なんだな。
- 植物肉の作り方は、まず大豆から油をしぼって脱脂大豆に。
- この脱脂大豆を高温・高圧でさまざまな形の大豆たんぱくに加工する。
- これをもとにハンバーグとかミートソースとかいろいろ商品化しているよ。
- さて、ではなぜ、今世界が代替肉に注目しているんだろうね?
- それは食糧問題、健康志向、人口問題、地球温暖化につながっている。
- 国連推計によると2050年の世界の人口はなんと97億人!?(2020年は78億人)
- 今後30年で20億人も増えるって予測されてる。
- その結果、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉)の需要が大幅に増える。
- すると、供給が追い付かず「動物性たんぱくが足りなくなる」
- 世界中で肉の取り合いとなって、価格が高騰するって予測まであるんだ。
- さらに、畜産には多くの穀物(エサ)が必要になるよね。
食用肉1キロを生産するのに必要な穀物
- 鶏肉……4キロ
- 豚肉……6キロ
- 牛肉……11キロ
- 世界のトウモロコシの約6割、小麦の約2割が家畜のエサとして消費されてる。
- そのため、穀物不足の要因にもなりえるって考えられているんだ。
- しかも畜産は地球温暖化の一因とも。
- 地球温暖化の主な原因とされるのは二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス。
- 畜産はそれらの排出を増やしてる。
- 主な排出源は二つ。
- 一つはウシなどの体内で発生したメタンがげっぷとして排出される。
- 人間の活動によるメタンガス排出量で最も割合が多いのがなんとこのげっぷ!
- 国連環境計画などの報告書では「全体の32%を占める」
- しかもメタンガスはCO2に比べて約25倍も温室効果があるんだって!?
- もう一つは、家畜のエサに関連してる。
- 例えば、ウシのエサになるトウモロコシや牧草を栽培する土地の確保ね。
- 森林を切り開くと、自然破壊をもたらす。
- それすなわちCO2を吸収する多くの木々が失われることに。
- エサの加工や輸送の際にも多くのCO2が排出されているね。
- 今、代替肉はどんどんおいしくなって身近になってきてる。
- 日本には肉や魚など動物性の食材を使わずに作る精進料理が古くからある。
- 豆腐や納豆、おからといった大豆製品も食文化として根付いてる。
- 大豆たんぱくを加工した代替肉は日本ととっても相性いいかも!
- 代替肉ブーム――日本にもすぐそこまできてるかもしれないね!
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