- 答えは、葉で温室を形成して花や実を寒さから守っているよ。
- 植物の葉といえば光合成を行う器官。
- これまで花や実を保護するような働きを持つものは知られていなかった。
- しかし葉で花や果実を包み込むことで寒さから実を守る植物はあった――
- それはウリ科植物のミヤマニガウリ!
- 2008年、自然観察ガイドの長岡信幸さんが山形県の月山で発見。
- 以来、山形県立自然植物園で観察が続けられてきたんだ。
- この現象は、暑い夏には見られないのに、寒くなる秋には観察される。
- また、標高の低い所ではあまり見られない。
- 以上のことから「葉で花や実を包み込むのは寒さから実を守るため」
- ――って、考えられるようになった。
- 長岡さんは京都大学、森林総合研究所に相談して、本格的な研究がスタート!
- 葉で包まれた内部の温度を計測すると、葉がない状態よりも温度変化は小。
- さらに、葉に包まれることで実が成熟しやすくなる。
- 一方で、葉を取り除くと成熟率は低下した。
- そこで、葉の代わりに紙袋をかけると、成熟率は下がらなかった。
- こうした結果から――
- ミヤマニガウリは寒さから実を守るために葉で花や果実を包み込んでいる!
- ――ってことがわかったよ!
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