- 答えは、イモや新芽を動物から守るため。
- じつは市販のジャガイモも天然毒素を微量に含んでる。
- (天然毒素の一種「グリコアルカロイド」の「ソラニン」「チャコニン」)
- もちろん微量なら食中毒にはならない。
- (食べても「えぐみ・苦味」が感じられる程度)
- でも、日光を浴びて緑化したイモの皮の周辺や新芽には要注意!
- 有毒物質が高濃度で蓄積される。
- ジャガイモの有毒物質濃度が高まる原因・特徴は以下の通りね。
- イモに光(日光、蛍光灯)が当たると増える。
- 未熟なイモでは、濃度が高いこともある。
- イモを傷つけると増える。
- 芽とその周辺や緑色の部分では濃度が高い。
- 皮は、実の内側よりも濃度が高い。
- 濃度が高いとイモが苦くなる。
- つまり、種の上にかぶせる土が少なかったりすると有毒物質濃度が高まる。
- あと、貯蔵中に蛍光灯など緑色を含む光を浴びせても同じ。
- (食中毒の原因になるからジャガイモの保管には要注意!)
- ……で、なぜジャガイモが有毒物質を持つようになったのか?
- じつはこれ、まだ明確にはわかってない。
- (なぜ光を当てると有毒物質濃度が高まるのかも同様ね)
- だけど、たぶん動物に食べられないようにするため。
- 防御システムの一つだと考えられてる。
- ジャガイモのようなイモは土壌の浅いところで育つから動物に狙われやすい。
- 新芽も同じく、植物体をつくるために地上部で萌芽するから狙われやすい。
- 種の保存のため、そうしたしくみが有利に働いた結果だっていわれてるよ。
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