キャベツやブロッコリー、カリフラワーの祖先は同じってなんで?
キャベツやブロッコリー、カリフラワーの祖先は同じってなんで?
- 答えは、原種であるヤセイカンランが栽培化される中で多様化したから。
- キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ケール――。
- 見た目はかなり違うけど、どれもアブラナ科の野菜ね。
- しかも、これらの原種はヤセイカンラン(Brassica oleracea)
- ――っていう、共通の植物!
- ヤセイカンランは栽培化される中で驚くほど多様化したんだ!
- (イヌに多くの品種が誕生した感じに似てるかも)
- ヤセイカンランの栽培化の歴史は、多様すぎて謎に包まれてる……。
- アメリカのミズーリ大学などの研究グループの研究報告によると――
- ヤセイカンランを原種とする14種類の作物
- 9種の野生種からなる224種類のサンプル
- ――これらをもとに遺伝学的な解析を実施。
(加えて、作物に関する古い資料や、古代集落の遺物なども調査した)
- 結果――
- ヤセイカンランの原産地は東地中海の沿岸地域
- 最も近縁な野生種はエーゲ海沿岸沿いに固有のブラッシカ・クレティカ
- ――などのことがわかったよ。
- 原産地に生えるヤセイカンランや、野生の近縁種は遺伝子の宝庫の可能性大!
- 今後の品種改良に役立つかもしれないね。
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