- 『ルポルタージュ イスラムに生まれて』よむかも。
- 著者:読売新聞中東特派員 出版社:ミネルヴァ書房
- 定価:2400円+税 発売日:2020年12月23日 単行本:290ページ
- ISBN-10:4623090213 ISBN-13:978-4623090211
- 日本では宗教とか思想ってあんまし意識することないね。
- でもイスラムはライフイベントのすべてが協議に基づいて決められてるって。
- この本を読むとそのことに改めて驚かされるって。
- 例えば、スポーツ。2012年のロンドン五輪。
- サウジアラビアから柔道と陸上競技で女性選手が派遣された。
- それがイスラム女性では初めてなんだとか。
- 彼女たちは教義上、男性の前で肌を露出できない。
- ので、たとえ競技でも長袖長ズボン、そしてヒジャブが必須。
- (ヒジャブは髪を隠すスカーフのあれね)
- それが試合中に首を絞めたり、コートに落ちたりしたら危険。
- って判断で、ヒジャブ着用禁止になる。
- と、イスラム女性はスポーツにすら参加できなくなっちゃう。
- トランスジェンダーの話はもっと切ないんだって。
- 身体的な性と性自認とが一致しないトランスジェンダー。
- 世界的には理解が広がってきてるけど、イスラム教の中では意見が対立。
- この本では特に男性の身体に女性の心がある人はとても酷い境遇になるって。
- 中には、家族に殺されてしまう人もいるんだって。
- (家名を汚した者を家長が処罰するって考え「名誉殺人」に基づく行い)
- 国連はこうした人たちを「難民」として保護してるんだとか。
- (トルコなど「神が与えし本来の姿に戻す」という考えのある国で保護)
- (政教分離を国是とするトルコは、イスラム教の戒律が緩いんだって)
- この本で描かれてる国はエジプト、サウジアラビア、パレスチナ――
- 教義が厳格な地域に限られてるからイスラム教の中でも極端な例だけかも。
- でもこうした事実が知られることに意味があるって。
- たしかにそうだと思うよね。
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