『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :甘糟りり子
- 出版社 :光文社
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2021年6月23日
- 単行本 :224ページ
- ISBN-10:4334952534
- ISBN-13:978-4334952532
『よむかも』な本のポイント
- バブルとは如何な時代だったのか。生の話を聞いてみたい。
『よむかも』な本のレビュー
- 『バブル、盆に返らず』よむかも。
- バブル時代を書いた本。
- 浮かれた街の様子が生き生きとした会話とともに描かれる。
- 小説のような面白さもあるエッセー。
- あの時代を知っている人なら、読んでいるとタイムスリップできる。
- 著者が大学生の頃から、街がどんどん派手になっていった。
- ちょうど遊びたい盛りの20代がバブル時代だった。
- ディスコにパーティー。
- 見るもの聞くもの、すべてが新しくキラキラしてた。
- ボディコンを着た女の子たちが扇子を持ってパラパラを踊る?
- ああそれ、バブルが終わった後の文化だから。
- ノリのよさが何よりも重視された。
- セックスもファッションアイテムのひとつだった。
- あの頃の若者には、ムダという娯楽が許されていた。
- 軽薄であることは、ほめ言葉だった。
- 男女で見えている景色が違った。
- 恋人じゃなくても男性が奢るのが当たり前。
- 女性はちやほやされた。
- まあ、今より女性軽視もあったかもだけど。
- あの時代、とにかく街に活気があった。
- きっと今日より明日の方が豊かになってる、って無根拠に信じられた。
- 実際、そこらじゅうにチャンスが転がってた。
- 失敗しても取り戻すチャンスがたくさんあった。
- だから若者たちも夢を見られた。
- 今の若い人は、夢を見る前に明日の生活の心配をしなきゃいけない。
- いろいろと問題の多い時代ではあった。
- けれど、あのエネルギーを体験できてよかった。
- 膨れるだけ膨れて、ある日弾けて、消え去ってしまった時代の記録。
- 現代史としても価値のあるエッセーである。
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