『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :渡邉みどり
- 出版社 :講談社ビーシー
- 定価 :1500円+税
- 発売日 :2021年4月7日
- 単行本 :196ページ
- ISBN-10:4065234565
- ISBN-13:978-4065234563
『よむかも』な本のレビュー
- 『美智子さま いのちの旅 ―未来へ―』よむかも。
- この本は、美智子さまのノンフィクション。テーマは「終活」だって。
- 美智子さまのお姿から、わが身の「死に様」を考えてみよう。(みたいな?)
- 著者の人は60年以上、美智子さまを追いかけたジャーナリストの人。
- (ちなみに同い年だそう)
- 2021年、87歳。皇室ジャーナリストとしての集大成となる著作。
- 美智子さまとの出会い。大学時代。読売新聞社主催の論文コンクール。
- 著者の人もその友人も軒並み落選する中、2位に入選した。
- 当時、聖心女子大の2年生だった正田美智子さん。
- 賞金の半分は「社会事業の一助に」返還、もう半分は母校に寄付。
- もちろん、その名は著者の人の脳裏に深く刻まれた。
- そんな正田さん。テニスコートで時の皇太子に見初められた。
- 3年後にはプリンセス。(まさにプリンセスストーリーだ)
- そのころ著者の人は日本テレビの新米ディレクター。
- 翌年のご成婚パレードの取材に加わる。
- 歓声の中で美智子さまの姿を見た瞬間――
- 「この方とは一生涯かかわり続ける」
- と不思議な縁を直感したそう。
- その予感は見事的中。人生を皇室報道に捧げてきた。
- 取材中の思い出、皇室の数々の改革も振り返る。
- 家事育児は美智子さま自らする。
- 被災地への慰問の際に膝をついて話す。
- 誰かを呼ぶときは、呼び捨てにせず「さん」をつける。
- こうした変化は、民間から嫁いだ美智子さまの「市民感覚」によるところ大。
- 自身の意思を貫く精神力がある。
- 日本は美智子さまに救われてる部分も少なくないだろうって。
- 当時のマスコミ業界は、女性がほとんどいなかった。
- 数々の嫌がらせがあった。
- 著者の人自身、長年取材し続ける中で、美智子さまの姿に励まされたはず。
- 美智子さまが陛下と成し遂げた最後の大改革、生前退位。
- 国民への負担や経費を最小限にするための決断。
- 葬儀も400年ぶりに土葬から火葬に変更する。
- どこまでも国民に寄り添おうとする。美智子さまらしい終活。
- 「ひとりひとりが自分の『死に様』を考えるきっかけに」
- どう生き、どうこの世から消えたいか、見つめる。
- 次の世代の理解と賛同を得る。
- 美智子さまの人生の終い方は、後世の大きな学びになるはずだって。
美智子さま いのちの旅 ―未来へ―
ご成婚から出産、皇室の旧弊との戦い、苦悩、生前退位、そしてーー。 60余年にわたり美智子さまと共に時代を過ごし、皇室に関して多数の著作を世に出し続けた皇室ジャーナリスト・渡邉みどりさんの集大成となる作品です。 国民の希望であり続けるお后・美...
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