- 答えは、野鳥激減の原因となっていた外来種のヤギが駆除されたから。
野鳥とはいいものだ
- 元々いなかった動物が人の手で持ち込まれると、その場所の生態系が乱れる。
- そんな例が世界各地で報告されているね。
- 例えば、小笠原諸島では、家畜として飼うためにヤギが持ち込まれた。
- ところが、そのヤギが植物を食い荒らしてしまった!
- 結果、森林が失われ、草原だったところは地面が露出――
- 小笠原諸島に生息していた海鳥が激減してしまったんだ……。
- そのため東京都などによってヤギの駆除が行われ、2000年前後に根絶を確認!
- しかしその後、本当に野鳥の数は回復したの……?
- 明らかになっていなかったんだ。
- そこで小笠原諸島の聟島列島で野鳥の生息状況を調べてみた。
(森林総合研究所、小笠原自然文化研究所、東京都による共同調査) - ――と、ヤギが駆除されて以降、野鳥の個体数が急速に回復してた!
(クロアシアホウドリ、オナガミズナギドリなど) - これは「小笠原本来の自然が回復してきた」と評価できそうだよね。
- ……でも、小笠原諸島に持ち込まれた外来種はヤギだけじゃない!!
- 船に紛れ込んだネズミ類も侵入してた!?
- これにより、オガサワラカワラヒワの数が減ってしまったんだ……。
- ヤギの駆除で本来の自然が戻りつつある……。
- なら、今度はネズミも! ってわけね!
- (しかし野鳥のためとはいえ駆除しちゃうのはかわいそうな気もしちゃう……)
- (何かもっといい方法はないかしら……)
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