- 答えは、環境変化に応じて産卵に適した日を選んでいるみたい。
今日は満月……でも海の表面温度、風速、日射量がイマイチね……
- サンゴ礁を形づくる造礁性イシサンゴ類――
- 初夏に近い満月の夜に一斉に産卵を行うよ。
- ただし、年によって満月の日からずれる程度が異なってる。
- サンゴの一斉産卵のタイミングがどのように決まるかはずっと謎だったんだ。
- そこで、日本とオーストラリアの複数のサンゴ礁で観察を実施。
- ミドリイシ属のサンゴがいつ一斉産卵するのかを記録したんだ。
- (東北大学、基礎生物学研究所、お茶の水大学の研究グループによる研究)
- その記録を気象衛星が捉えた地球規模の観測データと比較。
- さらに、サンゴの産卵について報告した過去の文献とも照らし合わせ。
- 満月の日から産卵日がずれる要因に、統計的に迫ったんだ。
- 結果、海の表面温度、風速、日射量が、満月と産卵日のずれに関わってた!?
- つまり、サンゴは「環境変化に応じて適切な産卵日を選んでいる」みたい。
- この研究でサンゴの一斉産卵のしくみがすべて解明されたわけじゃない……。
- けど、サンゴが産卵日を決める環境要因が明らかになったことは大きい!
- 今後より詳しくサンゴの一斉産卵のメカニズムを解き明かす糸口になるよね!
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