- 答えは、敵に気づかれないように光っているよ。
- フジクジラは深海に生息する発光ザメ!(フジクジラだけどサメ!)
- 水深250~860mに生息し、体長は30cmほど。
- 発光ザメといっても、全身が光るわけじゃない。
- フジクジラは主に腹側が青く光る。
- これは「外敵に見つからないように」光っているのだと考えられる。
- ふつう光ってたら目立っちゃって、逆に見つかりそうだよね?
- でも、フジクジラが生息する水深には、わずかながら太陽光が届く。
- つまり、体が太陽光を遮って影ができる。
- と、より深い所にいる外敵にその影が見つかる危険が!?
- なので、フジクジラは腹部の発光器を光らせることで影を消してる。
- それにより外敵に見つからないようにしてるってわけね。
- こうした発光は「カウンターイルミネーション」と呼ばれているよ。
- (なんか必殺技みたいだよね。「カウンターイルミネーション!」)
- そして発光するメカニズムについても研究が進んでる。
- フジクジラは「セレンテラジン」という物質によって光ってる。
- でも、フジクジラはこれを自分の体内でを合成しているわけじゃない。
- セレンテラジンはハダカイワシなど深海に生息する他の発光生物も持ってる。
- フジクジラはこれらを食べて、腹部の発光に使ってると考えられてる。
- とはいえセレンテラジンは3つのアミノ酸が結合した物質。
- そのため消化吸収にはアミノ酸がバラバラになるまで分解しなきゃならない。
- だから、フジクジラにはこれを分解せず吸収するしくみが備わっているかも?
- このしくみはまだ解明できていないんだけど、もし解明できたとしたら……
- これまで難しかった複数のアミノ酸でできた化合物の飲み薬が実現するかも!
- ――って、期待されているよ!
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