肝臓は半分なくなっても再生できるってなんで?

生物
  • 答えは、それ代償性肥大っていうんだけどめっちゃ謎。

  • 例えば、イモリの腕は切りとられても元の形の通りに再生される。
  • 人間を含む哺乳類の肝臓も、確かに半分以上失っても元の大きさに戻る。
  • だがしかし! じつはイモリの腕とは違って「形」までは再生できない。
  • マウスの肝臓の70%を切除して再生させた例がある。
  • その場合、肝臓の残された部分がそのままの形で大きくなった。
  • このような現象は厳密には「再生」ではなく「代償性肥大」と呼ばれる。
  • 足りない機能を補うために、臓器が大きくなるって意味ね。
  • ただ哺乳類でも、発生段階では各臓器がかなり強い再生能力を持ってる。
  • 例えば、大人のマウスでは元に戻らない心臓の部分的な壊死。
  • 生まれたばかりのマウスではある程度まで再生する。
  • つまり私たちの細胞や組織は、成長とともに再生能力を失っていく。
  • 「なぜイモリは再生できて、哺乳類はできないのか?」
  • 「なぜ胎児は再生できて、大人はできないのか?」
  • これらの謎は未解明で、研究が進められているよ。
  • とはいえ、肝臓の代償性肥大も哺乳類の臓器としては驚くべき能力だよね。
  • 腎臓とかでも代償性肥大は起きる。
  • けど肝臓みたいに倍以上の大きさに戻れる臓器は他にない。
  • 一つの理由としては「肝臓の機能に形があんまり影響しない」ことがある。
  • 例えば、脳は左脳とか右脳とか、部位によって機能が違うよね。
  • だから脳機能の再生には「形の再生」も必要だって考えられる。
  • でも肝臓は部位による機能の差がほとんどない。
  • だから形は気にせず、とにかく大きさだけ戻せば機能を回復できるんだね。
  • しかし、なぜ肝臓の細胞が強い代償性肥大を起こせるのか……
  • さっきも言ったように、まだほとんど明らかになってない。
  • さらに「なぜ肝臓の肥大化は適切なところで止まるのか?」って謎もある。
  • これが解明されると医学の発展に大いに役立ちそうだよね!

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