- 答えは、宿主に食べられやすくして、繁殖の可能性を高めるため。
- 腸内細菌が自らの利益となるよう宿主の行動を操ることが確認されているよ。
- (アメリカのブランダイス大学とコーネル大学の研究チームによる報告)
- 細菌をエサにして宿主となるのは、線虫。
- 線虫はアルコール類を分泌する細菌を避ける行動をとる。
- しかし、ある腸内細菌を摂取した線虫はアルコール類を避けなくなった!
- その腸内細菌とは、プロビデンシア属の細菌『JUb39』
- JUb39はチラミンという物質をつくる。
- このチラミンが線虫の神経細胞に作用すると、線虫の嗅覚が変化する。
- と、それに伴い、線虫のエサの好みや行動も変化。
- アルコール類を避けなくなる!
- なんで、こんなことが起きるんだろうね?
- じつは、JUb39もアルコール類をつくる細菌なんだ。
- つまり、こうしてエサの好みが変化した線虫に食べられやすくしてる。
- 食べられたJUb39の一部は消化されず線虫の腸内に棲みつく。
- これで繁殖の可能性を高めることができるってわけね!
- (味の好みが変わったとか、ヒトでもよく聞く話だよね……)
- (ひょっとして……、って考えたらちょっと怖くなるよね!)
コメントしてね!