太陽系最大のクレーターがあるのは月じゃないってなんで?

天文
  • 答えは、太陽系最大のクレーターは月じゃなくてガニメデにあるよ。
  • 水星や冥王星よりも大きく、太陽系最大の衛星として知られてる――

  • そう、木星の衛星ガニメデ!(知ってる?)
  • そこに「太陽系最大規模の巨大クレーター」が存在するよ!
  • その最大半径はなんと7800km!(日本列島が約3000kmだよね……、デカッ!)
  • NASAが探査機を送って、このガニメデを観測してきた。
  • 1979年に探査機ボイジャー1号、1980年にボイジャー2号。
  • 1995年~2003年には探査機ガリレオがガニメデの画像を取得してる。
  • これらの画像から、ガニメデの表面に色が暗い領域と明るい領域を確認!
  • そして暗い領域には、溝のような形の地形(ファロウ)があった!
  • でも、その地形の上にはたくさんのクレーターが存在してる……
  • だからファロウは「クレーター形成前からある古い地形」だと考えられてきた。
  • しかしてしかし! このファロウの形状や向き、分布を解析――
  • (神戸大学と大島商船高等専門学校らの研究チームによる研究)
  • 結果、ある1点を中心にファロウはほぼ星全体に同心円状に分布してた!
  • さらに、国立天文台の「計算サーバー」でシミュレーション――
  • と、半径150kmほどの小惑星が秒速20kmの速度で衝突する!
  • と、ファロウのような構造ができることがわかった!
  • ガニメデの内部には岩石と鉄と氷が分かれた層構造がある。
  • その形成には大量の熱を必要とする。
  • つまり、天体衝突が熱源となってこれが形成されたのかもしれないね!

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