- 答えは、弱肉強食の世界で生き残るために進化したから。
- 「明日も学校あるし、夜は早く寝て朝寝坊しないように!」って。
- 月曜から夜ふかししてて叱られたら「夜行性の動物や虫はいいなぁ~」って。
- そんな人間の子供とは逆に「夜活動して、昼間休む」
- この性質が「夜行性」
- 動物の世界では、夜中に動き回るものがたくさんいてうらやま……
- しかし動物たちは夜の闇の中で生き残りをかけた厳しい戦いをしているんだ!
- 昼間は山も海も太陽の光に溢れていて、明るい世界――
- 目で見てものを見つけることができるね。
- これは、もしも敵が自分を捕まえて食べようとしてる場合、とっても危険!
- そこで、力のない小さな動物や虫たちは夜に生活時間を移したんだ。
- でも獲物を求める敵たちも、それを黙って見ていてはくれなかった!
- 夜の闇に逃げ込んだ獲物を追って、捕食者も夜行性に変わったんだ。
- 追われる者も追う者も命がけ! それが自然界!
- 月曜から夜ふかし? ふっ、そんなの甘っちょろい! いつも夜ふかしだぜ!
- そんなわけで弱い動物が夜に逃げると、それを追う強い動物も出てきた。
- 終わることのない弱肉強食の争いの結果――
- たくさんの動物が夜行性の暮らしを続けているんだね。
- 夜行性の動物は、夜の暮らしに合った体の仕組みを備えている。
- たとえば、ネコの光る目。
- 暗闇の乏しい光を効率よく集める眼球だといわれているよ。
- 光がない。なら音や臭いで周囲の情報を収集すればいいじゃない――
- そんな感じで、耳や鼻が発達した動物もいるんだ。
- それから、夜行性動物のほとんどは体の色が暗くなってる。
- 闇の世界にとけこんで他者から見つかりにくくなってるってわけね。
- 代表例だけでも、カブトムシ、コウモリ、ガ、ネズミ、フクロウなどなど。
- 夜行性に進化した動物は数え切れないほどたくだんいるよ。
- 近年では、昼間活動していたはずのイノシシやタヌキ。
- 夜の山道に出てくることが増えてきているんだって。
- 昼間近づく人間を警戒して、近年になって夜行性に変わったと考えられてる。
- 「人間が野山を荒らしてる!」ってよくいわれるけど……
- 人間の活動も同じように野生動物の生きる時間を夜に追いつめているのかも。
- 夜行性――それは厳しい自然を生き抜く動物ゆえの行動。
- 動物たちは、人間が寝静まった夜中にも山や海で、生き残るために戦ってる!
- 月曜から夜ふかしを見るために夜ふかししてるわけじゃないんだからねっ!
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