- 答えは、ハリガネムシが寄生して操っているから。
- 寄生虫のハリガネムシは、まずカゲロウやユスリカなどの水生昆虫に寄生。
- そして陸域に移動した水生昆虫がカマキリに捕食されるとカマキリに寄生。
- その体内で成長して、成虫になるとカマキリを操作して入水させる。
- ハリガネムシ、なんて恐ろしい子!
- ……でも、なんでカマキリを入水させる必要があるんだろーね?
- それは、ハリガネムシが卵を水中に産み落とすから。
- カマキリを水辺に誘導する必要があるんだ。
- じゃあ、どうやってカマキリを水辺に誘導しているんだろーね?
- じつはそのしくみ、まだ詳しくわかってない。
- でも、寄生されたカマキリは「水面で反射する光に引き寄せられる」説。
- でも、光の反射なら光沢のある植物の葉でも起こってるんじゃね? って。
- そこで「水面からの反射光に多く含まれる『水平偏光』に反応してる」説。
(神戸大学、弘前大学などの研究グループによる研究報告)
(水平偏光は、水面の反射光に含まれ、電磁波の振動が水平方向に偏った光)
- 光の明るさは同じ条件に
- ハリガネムシに寄生されたカマキリと寄生されてないカマキリの反応を比較
- 結果、寄生されたカマキリはより強く水平偏光に反応した!
- このことから――
- 「ハリガネムシは水平偏光に引き寄せられるようにカマキリを操ってる!」
- その可能性が高いって考えられているよ。
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