- 答えは「擬原臭」が考案されたよ。
- 色には三原色があって、赤・緑・青を混ぜれば、いろんな色がつくれるよね。
- においにも同じように「基本となるにおい」があるんじゃないの?
- それを見つけられたら、組み合わせによっていろんなにおいがつくれるよね!
- しかし、人間の嗅覚には約400種という膨大な種類の受容体がある。
- だから、基本となるにおいを決めるのはとても難しい……。
- そこで、原因となるにおい(原臭)を定義するんじゃなくて。
- 限られたにおいのサンプルの中から基準となるにおいを選ぶ。
- それを混ぜ合わせて思いどおりのにおいを作り出す技術が考案されたんだ。
(物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点などの研究報告) - このにおいを「擬原臭」と呼んでいるよ。
- 例えば、12種類の調味料を対象とした場合――
- ナンプラー、料理酒、純水を擬原臭として選定
- 醤油や焼肉のたれといった他の調味料はこれらの混合比を変えて表現
- 擬原臭の設定には、超高感度・小型嗅覚センサーが用いられたよ。
(「膜型表面応力センサー」) - そして、AIにも利用できる機械学習で解析、においの基を数値化した。
- これによって、いろんなにおいを擬原臭の混合比で表現、客観化が可能に!
- また、特定のにおいを色に例えて表すこともできるようになったんだって。
- 擬原臭――においの分解・合成・可視化という技術。
- 今後、においという感覚的なものでのコミュニケーションも可能になるかも!
- (体感型のゲームとかアミューズメントに応用できたら楽しそうだよね!)
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