隣の作物から遺伝子をゲットする植物があるってなんで?
隣の作物から遺伝子をゲットする植物があるってなんで?
- 答えは、より早く・大きく・強く成長する、新しい環境に適応するため。
- 隣の作物から遺伝子をゲットするのは「イネ科の作物」
- 親子関係のない個体間や異種の個体間で起こる遺伝子の取り込み――
- これを「水平伝播」というよ。
- じつはこの現象、バクテリアを中心に生物に広く知られる現象なんだ。
- 最近の研究でイネ科の植物も水平伝播をしていることがわかった!
- (イギリスのシェフィールド大学などの研究グループによる報告)
- コムギやコメ、トウモロコシなどなど。
- 主要作物を含むイネ科植物17種のゲノムを網羅的に解析――
- すると栽培種を含む13種のイネ科植物で、170個もの遺伝子が水平伝播してた!
- しかも近縁な種ほど遺伝子の水平伝播が起こりやすいことが判明!
- そんな遺伝子の水平伝播が起こる理由は以下の2つが考えられる。
- より早く、より大きく、より強く成長するため。
- 新しい環境に速やかに適応するため。
- 水平伝播は進化に大きな影響を与えると予想される。
- とはいえ、この現象のメカニズムにはまだまだ多くの謎がある。
- さらなる研究に期待が高まっているよ。
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