ハサミでアルミホイルを切ると切れ味がよくなるのはなんで?
ハサミでアルミホイルを切ると切れ味がよくなるのはなんで?
- 答えは、一時的に鋭い刃先がよみがえるから。
- ハサミは使っているうちに少しずつ切れ味が悪くなっていくね。
- これは表面に小さな傷がつくためなんだ。
- (刃にくっつくノリやゴムかすなんかも切れ味を悪くするよ)
- 切れ味が悪くなった刃物は、ふつう砥石で研ぐ。
- すると、刃の表面が滑らかになって、鋭さが回復する。
- 他にも簡単な方法としてアルミホイルを切って刃先を鋭くする方法があるね。
- アルミホイルは、アルミニウムという元素でできた薄い箔。
- アルミニウムの特徴は、融点が約660℃と低いこと。
- (融点は、固体が液体になるときの温度のことね)
- ハサミで切ると、アルミ箔が圧縮されて熱が発生。
- その熱で溶けたアルミが刃に付着して、傷を埋めてくれる。
- 結果、刃先が滑らかになって、切れ味が戻るってわけね。
- この現象を「構成刃先」っていうよ。
- 金属などを削る切削工具ではよく知られている現象なんだ。
- ハサミが切れにくくなったらアルミホイルを10回くらいゆっくり切ってみよ。
- ただし、使っているうちに付着したアルミははがれていく。
- だから切れ味のよさはあんまり長くは続かないんだけどね。
- (包丁とかにも応用できるから、お母さんに教えてあげたら喜ぶかも?)
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