歯が一回しか生え変わらないのはなんで?

生物
  • 答えは、必要に応じた進化の結果だと考えられるよ。
歯ーっ歯っ歯! 一回しか生え変わらない歯を大切にね!

  • ヒトの歯が一回だけしか生え変わらないのってなんでだろうね?
  • サメのように何回も生えれば、虫歯になっても安心なのに(安心ではない)
  • これは「必要に応じた進化の結果」だと考えられるよ。
  • 「歯が一回だけ生え変わる」のは、脊椎動物では哺乳類だけ。
  • 哺乳類は、食べ物をかみ砕いて飲み込むため「丈夫な構造の歯」が必要だ。
  • 丈夫な構造の歯は生やすのが難しいと考えられる。
  • だから、簡単には生え変わらせることができない。
  • ちなみに、サメの歯はすぐ抜けるし、すぐ折れる。
  • サメは獲物を咥えて丸飲みするだけだから、丈夫な歯である必要がない。
  • 丈夫な構造が必要なければ、また歯を生やすのもそんなに大変じゃない。
  • 必要に応じた結果、ヒトの歯は一回しか生え変わらないんじゃないかな。
  • ちなみに哺乳類の進化で「歯が一回だけ変わる」っていつから始まったのか?
  • 「歯が一回だけ変わる」特徴を持つ最古の種は「ブラジロドン(Brasilodon)」
  • ブラジロドンは哺乳類とその近縁グループを含む「単弓類」に分類される。
  • どうやら「歯が一回だけ変わる」のは哺乳類登場前から備わっていたみたい。
  • このブラジロドンの頭骨の化石が発見されたのは約2億2500万年前の地層から。
  • 約2億2500万年前といえば中生代三畳紀の後期で、恐竜が登場し始めたころ。
  • 哺乳類への進化はそんなに昔から着実に進んでいたんだね。

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