- 答えは、太陽系近くの「系外惑星」を発見するのに絶好の観測対象だから。
他の星にも生き物っているのかな……
- はたして、地球以外にも生命の存在する星はあるのだろうか?
- 太陽系外惑星の研究がさかんに行われているね。
- 昔は、太陽と似ている恒星の周囲にある天体を観測する傾向が強かった。
- 現在は、太陽より軽い「赤色矮星」と呼ばれる恒星の周りが注目される。
- 太陽系が所属する天の川銀河の恒星は2000~4000個。
- そのうち4分の3を占めるのが、赤色矮星。
- 太陽系の近くにある「系外惑星」を発見するのに絶好の観測対象なんだ!
- これまで、赤色矮星を可視光で観測する研究はあまり進んでいなかった。
(赤色矮星の表面温度が4000℃以下と低温で暗いため) - しかし2019年、系外惑星探査プロジェクト(IRD-SSP)がスタート!
- すばる望遠鏡の「赤外線ドップラー装置」を使用
- 晩期赤色矮星を戦略的に観測する
- この観測で、系外惑星「ロス508b」が発見された!
(地球から37光年ほど離れた位置にある赤色矮星「ロス508」の外惑星系にて)
- ロス508bの重さは地球の4倍ほど
- 中心星からの距離は「地球-太陽」の距離の20分の1
- 水が液体の状態を維持できるハビタブルゾーンの内縁部に位置している
- 今後も、太陽近くの系外惑星の探査は進むはず――
- 太陽系とは異なる環境で「生命の発見」だって期待できるかもね!
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