- 答えは、方位磁石の針が水平方向には回らなくなるから。
ログポースみたいな方位磁石があったら……???
- 地球は大きな磁石の働きをして、周りに磁石の力(磁場)を及ぼしているね。
- 地球表面での磁場の方向は「水平な東西南北にはおおよそ北」を向いている。
- 方位磁石のN極(針の赤い部分)は、磁場の力に引っ張られて水平方向回転。
- つまり、その場所での磁場の水平方向「おおよそ北(北極の方向)」を向く。
(ちなみに、N極が指す方向は正確には北極の方向とは少しずれている)
(地球の磁石の軸が地球の自転軸から傾いているため)
- これを利用して、方位磁石は「方角を調べる」のに使われているね。
- では、「磁北極」に方位磁石を持って行くと、N極はどこを向くの?
- 地球表面の磁場は「おおよそ北の水平な方向」「地面に垂直な方向」を持つ。
- 低い緯度では「水平な方向」が勝り、磁場の方向は地面に対して寝ている。
- 高い緯度では「垂直な方向」が勝り、磁場の方向は地面に対して立つ。
- 地球の南北にある「磁極」――
- ここでは「磁場の方向が地面に対してまっすぐ上下方向」になる。
- 磁北極では、磁場はまっすぐ「上から下」に向かう方向。
- 磁南極では、磁場はまっすぐ「下から上」に向かう方向。
- このため「磁北極では方位磁針のN極はまっすぐ下に引っ張られる」
- すなわち「水平方向には回らない」
- もし針が上下に揺れるような方位磁石なら、N極が少し下を向くかも!
- 磁南極では反対にN極はまっすぐ上に引っ張られるわけね!
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