食べるときは「オエッ」ってならないのはなんで?

生物
  • 答えは、食べるときには「かんでいる」からだよ。
喉の奥に当たると「オエッ」ってなるよね!?

  • 歯ブラシを舌の奥に入れると気持ち悪くなるよね?
  • (つまり「オエッ」ってなるよね!)
  • これ、専門的には「絞扼反射こうやくはんしゃ」(または「嘔吐反射おうとはんしゃ」)というよ。
  • 歯ブラシによって舌が刺激される――
  • と、刺激が舌の奥の神経から「延髄」という神経の束に伝わる。
  • 延髄は口の中の筋肉に「歯ブラシを外に出して!」と命令する。
  • こうして「オエッ」ってなるわけね(絞扼反射が起こる)
  • 絞扼反射は、舌の奥や喉の奥で起こりやすいといわれているよ。
  • 一方、食べ物をかんだ後「ゴクッ」と飲み込むことを「嚥下反射えんげはんしゃ」というよ。
  • かんだ食べ物が舌の奥に移動すると、絞扼反射と同じように刺激が延髄へ――
  • 「食べ物を飲み込んで!」と命令が出て、「ゴクッ」と嚥下反射が起きる。
  • この「オエッ」と「ゴクッ」は同じ場所で起きている。
  • そして「ゴクッ」の嚥下反射では「食べ物をかんでいる」ことが大切なんだ!
  • かむと、食べ物の味やにおい、食感などが刺激となる。
  • これによって「嚥下反射が起きやすくなる」と考えられているよ。
  • 「よくかむ」ことは食べ物を消化しやすくするだけじゃない。
  • 飲み込みやすくすることにもつながっているんだね!

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