サンゴ礁の微生物からがんの薬ができる!?ってなんで?

化学
  • 答えは、ごく微量でも細胞の増殖を抑えるイエゾシドが発見されたよ。
イエゾシド~

  • アオカビがつくり出す物質が抗生物質として利用されているよね(知ってる?)
  • 生き物がつくる物質の中には病気の治療に役立つものがある。
  • このほど、沖縄県のサンゴ礁に生息する微生物からがんのがんの薬ができる!?
  • そんな可能性のある物質が発見されたんだって。
    (慶応義塾大学、がん研究会、東京大学、弘前大学の研究グループによる)
  • その微生物とは、光合成を行う細菌のシアノバクテリア。
  • 2020年に伊江島の東海岸に広がるサンゴ礁で発見された。
  • とても珍しいシアノバクテリアだったので、約250gを採集して成分を分析。
  • すると、ごく微量でも細胞の増殖を抑える働きを持つ物質が見つかった。
  • この物質は「イエゾシド」と名づけられた。
  • がんは遺伝子の異常で細胞が無秩序に増殖して発症する。
  • イエゾシドは約250gのシアノバクテリアから僅か5mgしか得ることができない。
  • しかし、すでに人工的に合成できるようになっている。
  • 今後、がんを治療する抗がん剤として実用化が期待されているよ!

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