- 答えは、火山噴火に伴う大気の変動や津波の予測などに役立つよ。
大気の波動を感じる……
- 2022年1月、南太平洋のトンガで海底火山が大噴火した。
- そして、それに伴う気圧の変動が全地球規模で起こった。
- この噴火が引き起こした大気の波動を可視化することに成功したよ。
(理化学研究所の三好建正チームリーダー、大塚成徳研究員による研究) - 研究チームは、気象衛星ひまわり8号が撮影した水蒸気画像を利用した。
- その画像は、大気中の水蒸気の多さを濃淡で示したもの。
- なめらかに変化して見えるため、大気全体の波動の変化がよくわかる。
- 撮影時刻の異なる二枚の画像の差分を抽出すると変化の様子が見える。
- 今回は、差分で得た画像をさらにもう一度差分処理。
- 大気の波動をより鮮明に可視化。
- 大気中を速く伝わる「ラム波」を鮮明に捉えることに成功!
- ラム波の動きを分析すると約毎秒310mという音速に近い速度で伝わっていた。
- ラム波による気圧変化は、実際に観測された気圧変化と一致していた。
- この成果は、火山噴火に伴う大気の変動や津波の予測などに役立つんだって。
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