8億年前、地球と月に小惑星の雨が降ったってなんで?
8億年前、地球と月に小惑星の雨が降ったってなんで?
- 答えは、月周回衛星「かぐや」の観測データなどから分かったよ。
- C型小惑星「オイラリア」
- それと年代や軌道の特徴が近い「オイラリア族」
- ――火星と木星の間にある小惑星帯には、いくつもの小惑星が存在してる!
- これは元となる母天体が何らかの原因で破砕されてできたって考えられてる。
- この母天体破砕に伴う小惑星の雨が8億年前の地球や月に降ってきた!
- ――って、可能性が高いって研究結果がまとまっているよ。
- (大阪大学と東京大学の研究グループによる報告)
- 月周回衛星「かぐや」の観測データから――
- 数km~10kmサイズの天体が月面に数多く衝突していたことが判明!
- それにアポロ計画で持ち帰られた月試料や月面のクレーターサイズ――
- 月と地球に衝突した小惑星の数の比率などを考慮すると――
- 100kmサイズ以上の母天体が破砕された……
- そして、少なくとも総重量4京~5京kg分の小惑星が月と地球に落下した!
- (京は1兆の1万倍ね! とにかくすごい量ってことね!)
- これは6550万年前に恐竜を絶滅させた天体衝突の30~60倍の質量に匹敵!
- 8億年前、氷河期に入る直前に海洋中のリン濃度がそれまでの4倍に急増――
- 生命の多様化を促進した可能性を示す研究も報告されてる。
- つまり小惑星シャワーによって地球に莫大な量のリンがもたらされた――
- とみられるため、地球の表層環境に影響を及ぼしたことも考えられそうだよ。
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